4K?HD?ビットレート?どうやったら動画はきれいにアップロードできるのさ!
しかしながら!気になってきた。。。気になってしまったのだよ!そうブロックノイズ!ちゃん!もちろん元の素材や編集時にはこのブロックノイズは無いわけなので、エンコード時の設定で解消できるのは間違いない。
しかーーーし!問題は動画の容量だ!という訳で4Kで納得いく画質でyoutubeが推奨している設定をかますと、そらあなた容量が、パ(´・ω・)(・ω・`)ネーと言う訳で。妥当な線をずっと探っていました。
実際の例も掲載していますので、設定だけ比べられればいいんだよ!という方は読み飛ばしてしまってくださいね。各ソフトの使い方はグーグル先生に質問すると沢山教えてくれるよ!
ブロックノイズのお話し
素材には大きくまとめて、データ容量が多く必要な物とそうでない物がありやがるわけです。
簡単に言うとブロックノイズの出やすい物、出にくい物。出やすい動画には高ビットレートが必要だし、そうでない物にはそこまで必要でないってのがざっくり。あと解像度ね。4Kとか1080pとか720pとかのあれです。
映像データのビットレートの単位は※BPS
・ちょうど真ん中くらいの明るさ(夕方)←ブロックノイズめっちゃ出やすい
・動画の画面が暗い(夜)←ブロックノイズ出にくい
・動画の中で動いている物が多い←ブロックノイズめっちゃ出やすい
・動画の中で動いている物が少ない←ブロックノイズ出にくい
・解像度が大きい←ブロックノイズめっちゃ出やすい
・解像度が小さい←ブロックノイズ出にくい
とかとか
上記を踏まえるとかなり画質を改善することができます。
慣れてくれば、編集後の動画を見れば大体どんな設定すれば容量も抑えられて、キレイな映像がエンコードできるかがパッと見ればわかる様になりますよ。
※BPS(Bit Per Second)通信回線における1秒あたりのデータ転送速度の単位
綺麗な映像の基準ってなに?
しかしyoutubeなどにアップロードする場合。書き出しの設定を間違えてしまうとどんなにいいカメラで撮影しても台無しになってしまいます。逆に言えば、iphoneの動画撮影くらいの機能のカメラならわりと綺麗に仕上げる事も可能です。
人間は映像を見たときに例え8Kでもブロックノイズが多い物は画質が低いと認識します。そらそーだって話ですが、逆もしかりでHDでもブロックノイズが少なければ綺麗な映像だと認識するという事でもあります。ようは編集後のエンコードの設定次第では4Kの画質の悪い映像も出来上がるという悲しみが襲ってくるわけですね。
HelloChigasakiの場合色々やった結果、当初の4Kでのアップロードにこだわって安定しない画質を皆さまにお届けするよりも、HDでより美しい映像と共に音を楽しんでもらった方が良いだろうという事に自分の中で落ち着きました。波、夕方、水中、や動画の長さも8時間から10分前後まで様々な素材を扱うのでより高いビットレートでエンコードできた方が考えなくて良いし画質も安定します。この時に4Kでも同じ事が言えるのですが、流石に容量が大きくなりすぎて時にyoutubeの制限である128Gをオーバーしてしまう動画がでてしまう手間を考えると(尺が長いので結構ある)HDでの配信の方が安定するという考えです。
わ、わかりにきぃ・・・ぜという事で。実際に見てみましょう。
実際にやってみよう!のコーナー
①4Kの素材をmediaEncoderへインポート
②各プリセット又は設定をする
③HDサイズについてはmediaEncoderのサイズ変更を使用
youtube UltraHD4Kプリセット
【解像度】3840×2160【 ビットレート】40Mbps【 容量】1.5GB
youtube UltraHD4Kプリセット
【解像度】3840×2160【 ビットレート】30Mbps【 容量】1.11GB
youtube UltraHD4Kプリセット
【解像度】3840×2160【 ビットレート】20Mbps【 容量】764MB
youtube UltraHD4Kプリセット
【解像度】3840×2160【 ビットレート】10Mbps【 容量】382MB
youtube HDプリセット
【解像度】1920×1080【 ビットレート】16Mbps【 容量】626MB
youtube HDプリセット
【解像度】1920×1080【 ビットレート】30Mbps【 容量】1.11GB
youtube HDプリセット
【解像度】1920×1080【 ビットレート】20Mbps【 容量】764MB
youtube HDプリセット
【解像度】1920×1080【 ビットレート】10Mbps【 容量】382MB
容量については、先の通り、明るさや動いている物の多さによって変動しますので、他の素材で同じ尺でも同じ容量になるとは限りません。素材によってブリセットで十分な場合も多々あります。
この結果を見る限りではあとは容量とにらめっこして好みの物を選んでも良いかもしれません。単純な感想としてはプリセットやるじゃん!て感じです。
如何でしょう。実際問題画面上同じサイズで見た場合。ファイルサイズの大きい4K映像と同じビットレートでファイルサイズの小さいの少ないHD映像であまり差異は無いように感じられます。
※この実験はこの素材の場合というのをお断りしておきます。
さて貴方にとって、どの映像がお好みもしくは妥当な線でしょうか?どれを選ばなければならないという事ではなく作業環境などによって良い落としどころを見つける事が大事だと思います。
ブロックノイズが出やすく高ビットレートが必要な素材
・オーバーラップやフェードイン、フェードアウトを多用している
・画面の要素が細かくさらに動いている
・グラデーションが多い
・尺が長い
などがエンコード前の素材に多い場合はブロックノイズが出やすいので、ビットレートは高めに設定するのがお薦めです。フェードイン・フェードアウトやオーバーラップは映像を編集する上でとても効果的なテクニックですが、使いすぎると画面がノイズだらけで残念な事になりかねないので注意が必要です。
最後に
HelloChigasakiでは自然の素材を扱うため、かなり画面の中に細かいディテールが存在し、さらに動いている事が多い素材です。しかも!撮影はほぼiphoneで行っています。
お手軽撮影した素材でも、ある程度気を使って整えてやるととても綺麗な映像に仕上がると思いますのでご自身の映像の画質にいまいち納得がいかないなぁという方は、是非挑戦してみてくださいね!
☟ASMRアプリ”Tingles”のHelloChigasakiチャンネル☟
☟youtubeのHelloChigasakiチャンネル☟
コメント